まだまだ伸びるゲーム業界とゲームプログラマーについて

まだまだ伸びるゲーム業界とゲームプログラマーについて

ゲームは、老若男女問わずに愛されている文化です。育成や戦争シミュレーション、RPG、パズル…さまざまなジャンルが存在します。ゲーム業界は、日本だけでなく世界全体で大きく伸びていくといわれています。
この記事では、ゲームの制作に携わる人たちの中でも、「ゲームクリエイター」について紹介していきます。

今後のゲーム業界は?

今はスマホでゲームが楽しめる時代です。電車でスマホをいじっている人の多くが、情報収集というよりもゲームなどの娯楽をしています。家に帰っても家庭用ゲーム機がものすごく進化しているので、ゲーム三昧なんて方もいらっしゃるのではないでしょうか。
現実世界ではどうにもならないことも、ゲームの世界ならどうにでもなるのだから、ついついゲームの世界に入り浸っちゃいますよね。このように、正直なところ、ゲーム産業によってもたらされる実利は何もありません。しかし、この人間の欲望を満たすというニーズはとても高いため、市場としてはまだまだ伸びていくことでしょう。

しばしば、「ゲーム業界は衰退した」というような話が挙がりますが、それは条件付きでの話です。それは、国内の家庭用ゲーム市場やアーケード市場に限っての話です。少子化とインターネットのインフラ化がその原因とされています。ゲーム市場全体では伸びていくであろうことは前述の通りになります。

ゲーム業界で働くためには?

ゲーム業界への就職に当たって大事なのは「ゲームを好き」という気持ちですが、プレイヤーとして好きなだけではいけません。
開発側として、自己主張だけを盛り付けることなく、客観的に喜ばれるゲームというものを作らなければなりません。あくまでも中立的な「好き」が求められます。
また、ゲームは自分1人が「こんなゲームを作りたい」と考えるだけでは作ることができません。開発の計画を立て、必要なスキルを持った人達がそれぞれの役割をこなす。そんなふうに多くの人が関わることで完成します。そのため、コミュニケーションスキルを磨くことも重要となるでしょう。

ゲーム制作に関わる仕事「ゲームプログラマー」

ゲームがゲームとして動作するために欠かせないのが、ゲームプログラミング。「プレイヤーがこのような操作をしたらこのように動く」という当たり前の部分を作るもので、「ゲームプログラマー」が担当します。
シナリオや音楽、キャラクターデザインなども重要ですが、そもそもそれらをゲームの一部として導入したり動かしたりするためにはゲームプログラミングが不可欠です。

プログラミングは、少しのミスでゲーム全体に影響が及ぶこともある責任重大な仕事です。しかし、もっともゲームを作っていると思えるのもこの仕事でしょう。
専門的な知識や技術は必要ですが、ゲームが好きな方ならば、1度は目指すことを考えるのではないでしょうか?

ゲームプログラマーになるには?

ゲームプログラマーになるために、特別必要な資格などはありません。
もちろん知識や技術は必要ですが、ゲーム開発を学べる大学 ・専門学校に通うことで身につけることができるため、「何も分からないから…」と必要以上に不安に思い、諦めることはないです。あなたが好きなゲームを生み出したゲームプログラマーも、プログラミングを全く知らない状態から、ゲーム制作を夢見て努力したはずです。

ゲームプログラマーを目指せる大学

ゲームプログラマーを目指せる大学の例として、「国際工科専門職大学」をご紹介します。
「専門職大学」という言葉に、馴染みのない方もいるかもしれません。

国際工科専門職大学は、プログラミングを学べるだけでなく、チームでの開発手法、コンテンツ流通や知的財産等の関連する知識も身につけ、進化・発展するデジタルエンタテインメント産業の最前線で活躍するクリエイター・プロデューサーの育成を目的とした学校です。
ゲームプログラミングに限らず、ゲーム業界に携わりたい方には入学をおすすめします。

ゲームプログラマーを目指して今からできること

中には、ゲームプログラマーを目指せる大学や専門学校に入学する前に、自分なりの努力をしたいと考えている方もいるかもしれません。夢を実現するため、今のうちからできることについてご紹介します。

最初に挙げられるのは、「ゲームプログラミングに挑戦する」ということです。もちろん、大手ゲーム会社から発売されているようなクオリティのゲームは、まずできません。ただ、簡単な仕組みのゲームなら、初心者でもチャレンジできます。実際の業務に近い作業をすれば、実践的なスキルが身につきます。
まずは、プログラミング言語に慣れることから始めましょう。ゲーム制作の場合、C#やC++、JavaScript、Swiftなどがよく使われます。初心者向けの参考書を手に入れ、勉強してみてください。

また、「学校の勉強をしっかりする」ことも忘れずに。これは、受験に合格するためだけではありません。物理や数学は、プログラミングに必要な論理的思考力が鍛えられますし、国語や英語はコミュニケーションスキルが磨かれます。また、着実に勉強することで、粘り強さも鍛えられるでしょう。
学んだ知識自体を直接ゲームプログラミングに活かす機会はないかもしれませんが、学ぶ過程で身についたスキルは必要となります。まずは目の前のことから、少しずつ取り組んでみてください。

まとめ

業界的にはまだまだ方向性が固まっていないため、ハードな毎日が予想される大変な業界ではありますが、今後も勢いは増すことでしょう。
そんなゲーム業界を支える仕事として、ゲームプログラマーをご紹介しました。ゲームがゲームとして動作するという当たり前を支える、非常に重要な職種です。ゲームプログラマーになりたい方は、知識や技術を磨ける学校への入学を検討しましょう。
また、夢の実現に向けてすぐにでも努力したい場合は、ゲームプログラミングに挑戦したり、学校の勉強をしっかり行ったりして、今から少しずつ取り組んでみてはいかがでしょうか?

2023.04.21 更新

computerの授業を受ける日本の学生